2010年02月17日

闇夜の襲撃者 Assaults in a midnight

機動部隊ダガーのチームがアフガン北部で活動する一方で、別の特殊作戦がアフガン南部のカンダハル付近で行なわれていた。この作戦を行ったのは、第75レンジャー連隊の兵士200名である。彼らの作戦目的は、カンダハル近郊のリノ簡易空港を確保することと、その攻撃の模様をビデオカメラに収めることである。これは、襲撃の映像を世界中に配信することで、アメリカはいつでもどこでも軍隊を送ることができることを宣伝し、タリバンにプレッシャーをかけるのである。

10月29日深夜、200名のレンジャーが、C130よりパラシュート降下した。この部隊を指揮するのは、フーパー大尉である。降下から1時間後、レンジャー200名は、無事に着地し、集合地点へ集まった。情報によると、空港には5、6名の守備兵がいるだけらしい。たったこれだけ敵に、アメリカ軍が200名もの精鋭を配備したのは、「襲撃」の映像を派手にするためであった。

フーパー大尉は、200名全員がケガなく集まったことを確認すると、100名を警戒のため、空港周辺に展開し、残り100名のうち、50名を空港襲撃部隊、残りを予備兵力とした。フーパー大尉は、暗視装置越しにリノ空港の管制塔を見た。管制塔は、敵など来るわけもないといった感じで、まったくの無防備だった。

やがて襲撃部隊を率いる前線の少尉から、準備が整った旨の無線がきた。フーパー大尉は、「オヤスミところを申し訳ないが・・・」とつぶやいたのち、攻撃命令を出した。すぐに襲撃部隊のM4カービン50丁が、管制塔に向けて火を噴いた。

突然の一斉射撃に、空港の守備兵は、驚いて管制塔から何も持たずに飛び出してきた。飛び出したところで、レンジャー達の銃口が自分達に向けられていることが分かると、すぐに両手を挙げて降伏した。リノ空港は、簡単に占領された。

空港が確保されたことを確認すると、フーパー大尉は、司令部に報告した。「10月19日、リノ空港を確保しました・・・。 あと、いい画も取れました」。


次回更新は、2月24日 「第75レンジャー連隊」です。お楽しみに。
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Posted by 友清仁  at 07:00 │Comments(0)Story(物語)

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