2010年03月03日

キャンプ・リノ Camp Rhino

第75レンジャーのフーパー大尉がリノ簡易空港を占領したとの報告を受けて、その翌朝には、パキスタンで待機していた、海兵隊第15遠征隊(marine expeditionary unit・・・MEU)がヘリを何十機も連ねてリノ空港へやってきた。彼らの任務は、リノ空港を、現在のセスナしか着陸できないような簡易空港から、C130のような大型輸送機も離発着できるような大型空港に改修し、前線作戦基地とすることである。

ヘリから、次々と兵士が降りてくるとともに、ブルドーザーなどの土木用の工作機械なども下ろされた。第75レンジャーは、一部を除き、海兵隊の基地建設部隊の護衛として、空港付近の警戒にあたったが、まったくと言っていいほどタリバンからの攻撃はなかった。

あるとき、フーパー大尉が、付近のパトロールから基地へ戻ってくると、地元の若者、数名がつるはしを持って工事に参加していた。
フーパーは、付近の海兵隊士官に、「もう現地民などを使って大丈夫か?タリバンのスパイだったらどうする?」と尋ねた。すると海兵隊の士官は、「大丈夫です。きちんとボディチェックもしましたし。彼らは、我々が雇ったのではなく、彼らのほうから手伝わせてくれ、と言ってきたんですよ。報酬は、レーションとか灯油でいいそうです」。
さらに、「ベトナムでは、地元民との協調ができなくて失敗しましたからね、アフガンでは、積極的に地元民と協調します」。と、言った。

それから1週間もすると、あちこちに管制施設や兵舎などが完成し、立派な空港になった。
以後、キャンプ・リノは、海兵隊の前線基地として、バグラム空軍基地と共にアフガン戦略の機軸となる。


次回更新は、3月10日 「オマル襲撃」です。お楽しみに。
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写真は、イメージです。




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Posted by 友清仁  at 07:00 │Comments(0)Story(物語)

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