2010年07月21日

「ナイト・ケンタウロス」の活躍 The SOAR

第160特殊作戦航空連隊は、アメリカ陸軍で唯一夜間航空作戦ができる部隊である。

当初、第160連隊は、陸軍、第101、158、159および229航空大隊で編成されていた。これらの大隊が、夜間飛行および夜間作戦技術の訓練を受け、米陸軍初の「夜間」での戦闘体制をとることができるようになり、第160機動部隊となった。

公式には1981年10月16日に編成され、後に、「ナイト・ストーカー」として知られるようになった。その後、1990年6月に、先の3個大隊に、自立分隊および州兵大隊を加えて、第160特殊作戦航空連隊(空挺部隊)となった。

アフガニスタンに2001年10月から配備されてから、第160特殊作戦航空連隊は、常に特殊作戦に関わり、ほとんどの作戦に参加した。

第160特殊作戦航空連隊、第1大隊および第2大隊は、極秘裏にパキスタンに配備され、夜間に超低空飛行で特殊部隊をタリバンの背後に輸送する任務を行った。

タリバンがアフガニスタンで勢力を失うと、第160特殊作戦航空連隊はバクラムとカンダハルに2ヵ所を拠点に活動した。この作戦期間中、MH-6よりもMH-47E、MH-60Kを使用した。これは、MH-6では、アフガニスタンの特殊な気象条件(高度、熱、砂塵)には、小型で軽量であるが、航続距離が短く、兵装および出力が十分でないためである。

第160特殊作戦航空連隊のMH-47E は、最大積載量を搭載していても、無給油で高度4,000メートル、4時間以上飛行できる、優れた戦闘ヘリコプターである。

「アフガニスタンでの任務にまったく不安はなかったよ。」とMH-47Eのパイロットは言った。「確かに、機体がかなり損傷することあったが、何の問題もなく飛行が続けられた。一番怖かったのは、谷底を縫うように飛行しているときに飛んでくるRPGさ。アルカイダの射撃地点は、高台に位置していたからね。」

アフガン戦だけみると、第160特殊作戦航空連隊は、最も出動した部隊かもしれない。アフガン戦では、部隊の移動は、すべてヘリコプターであり、パイロットは休む暇もなかった。開戦から最初の6か月間で、ナイトストーカーは200以上の戦闘任務に参加し、戦闘飛行時間は、2,000時間を越えた。

200の任務のうち、70以上の任務は、開戦から3ヶ月以内の作戦で、タリバンの背後に連合国の特殊部隊を輸送するものであった。このような過酷な任務を遂行できるのも、世界最強のヘリコプター部隊だからである。


次回更新は、7月28日「CCTの訓練」です。お楽しみに。
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Posted by 友清仁  at 07:00 │Comments(0)knowledge base(基礎知識)

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