2013年08月07日

シールズ・チーム6 Seals team 6 2

シールズ・チーム6は、公式には、DEVGRU(デヴグル)と呼ばれ、1980年に創設され、初代司令官は、リチャード・マルチェンコであった。DEVGRUとは、海軍特殊戦開発グループであり、正式名称のUnited States Navy Special Warfare Development Groupである。

この組織は、1979年のイラン・アメリカ大使館人質事件(イーグル・クロウ作戦)での失敗を教訓にして、当時、編成されていたシールズの6番目の部隊として編成された。その後、いくつかの変遷を経て、1980年代後半に、現在のDEVGRUと呼ばれるようになった。(しかし、現在でもチーム6と呼ばれることもある) このことから、テロ対策専門の部隊であることがわかる。司令部はバージニア州ダムネックにある。

組織的には、海軍特殊戦コマンド(SOCOM)の隷下に置かれるが、その任務の特殊性から、デルタフォースとともに、統合特殊作戦コマンド(JSOC)の指揮・統括を受ける。

DEVGRUは公式には、アメリカ海軍特殊戦コマンドで運用される陸・海および空挺における戦術と技術の試験・評価・開発を行うとされているが、アメリカ政府ではDEVGRUがJSOCの指揮下で実際の特殊作戦に従事していることを公式には認めていない。 しかしその任務内容は、対テロ、(大量破壊兵器)拡散阻止、敵国内における高価値目標の奪還・暗殺である。

隊員の選考基準は、現役シールズの中から、実戦経験、体力や実射技能はもとより、言語能力を考慮されて、任命される。まさに、シールズの中のシールズと呼ばれるに相応しい部隊であり、予算もふんだんに割り振られているとされる。(組織上、存在していない部隊であるため、予算が組まれることがない)

配属後1年目の訓練は、年間365日、休暇が半日2回のみといわれ、東海岸の拠点だけでなく、国内数箇所を転々する。訓練内容は、海上における船舶強襲、海上油田の制圧、高高度パラシュート降下、そして実射訓練など、実戦さながらの訓練が行われる。非常に過酷な訓練であるため、訓練中に、死者が出ることもある。

射撃訓練では、隊員1人が1週間で3000発の弾を射撃し、発足時の90名が年間に消費した弾薬数がアメリカ海兵隊全体の消費量を上回ったといわれる。

DEVGRUが参加した作戦には、1983年のグレナダ、1992年のソマリア、2001年からアフガニスタンでの作戦がある。中でも有名な武勇伝として、ソマリアで、リチャード・フィリップ大尉救出作戦があり、DEVGRUスナイパーは、フィリップ大尉をホールドアップしていたテロリスト3名を、100メートル離れた揺れるボートの上から、正確に狙撃し、大尉を開放した。


次回更新は、8月14日「シールズ・チーム6」です。
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Posted by 友清仁  at 07:00 │Comments(0)knowledge base(基礎知識)

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