2009年11月04日

中央作戦軍 CENTCOM

中央作戦軍とは、アメリカの統合軍の1つであり、中東地域を担当し、中東全域、中央アジアの国々に配備されているアメリカ軍部隊を指揮下におく。しかし空軍、海兵隊は中央軍担当地域内に固有の部隊を配備しておらず、随時他の地域から部隊を展開させる方法を採っている。
特殊作戦軍についての詳細は、以下を参照。
http://ja.wikipedia.org/wiki/SOCOM

中央作戦軍は、1983年1月1日に、カーター大統領の特命により創設された。創設の理由は、80年代のアメリカのイラン対策の失敗やソ連のアフガン侵攻などが発生し、中東地域におけるアメリカの軍事的プレセンスが必要となったためである。当初は、緊急展開統合軍(Rapid Deployment Joint Task Forces・・・RDJTF)として発足したが、十分に機能しているとはいえなかった。そこで中東地域に、より強力で普遍的な軍事プレセンスを持つべく、レーガン大統領の命令で2年間かけて大幅な組織改編が行なわれた。

イラン・イラク戦争では、ペルシャ湾に敷設された機雷除去を行なった。1980年代後半は、ソ連のイラン侵攻の抑止力として機能した。

1990年代になると、中央作戦軍の目は、アフガニスタンのオサマ・ビンラディン、イラクのサダム・フセインに向けられるようになる。このときすでに中央作戦軍は、イラクのクウェート侵攻を想定し、さまざまな事態をシミュレーションしていたようである。そのためアメリカは、クウェート侵攻が実際に起こった際には、即座に対応することができた。その後、アフガンについても同様にシミュレーションをしており、すぐに対応できるはずだったが時間がかかってしまった。これはCIAとの確執によるものなのだが・・・・


次回更新は、11月11日 「中央軍の部隊」です。お楽しみに。
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Posted by 友清仁  at 07:51 │Comments(2)knowledge base(基礎知識)

この記事へのコメント
ここのところ、マニアの間で話題になっているのが、USSOCOMの合同作戦用の統一されたユニフォームの件ですね、。
砂漠での戦闘は、AOR1(DIGI2)が採用され、森林地区での戦闘は、AOR2(DIGI3)が採用と噂されていますが、今のホットポイントであるアフガニスタンなどの山間地区で、マルチカムが採用されているようですね、。AOR2はどうなったのでしょうか?

しかし、実際の作戦で陸・海・空・海兵隊の特殊部隊がうまく機能しているのかどうかですが、そのあたりはどうなんでしょうか?
部隊間の装備や訓練方法の違いからか、うまく連携が取れずにいることが露呈しているようですが、難しいのでしょうかね、。
Posted by BLUES at 2009年11月04日 09:40
BLUES さま

コメントありがとうございます。

訳書「最強軍団アメリカ海兵隊」を出版後、アメリカ軍空軍少佐とお話しする機会があったのですが、タリバン政権滅亡後は、陸海空軍は、治安維持などの任務に就き、タリバン、アルカイダ掃討などの戦闘作戦には、海兵隊が投入されているようです。

そのため、現在、アメリカ軍では、海兵隊が幅を利かせていて、横田基地などでも、横田は空軍基地でありながら、基地内の海兵隊の連絡将校には、とても気を使っているようです。
Posted by 友清仁友清仁 at 2009年11月04日 20:38
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